企業会計・ディスクロージャー制度をめぐる諸問題

企業の財務内容の適確認識&適正なディスクロージャー

  ↑不可欠

・企業自身の経営活動の認識や資金調達の手段

・投資家にとっての投資情報

喫緊の課題

会計制度、ディスクロージャー制度、監査制度の充実と強化

会計制度

企業会計審議会

監査基準の全面改訂(H14.1)、固定資産の減損会計の整備、企業結合会計の審議

財務会計基準機構・企業会計基準委員会

自己株式の会計基準、一株あたりの当期純利益の会計基準、デット・エクイティ・スワップの実務対応報告などの策定・公表

リース会計基準の見直し、ストック・オプションの会計基準についての検討

ディスクロージャー制度

金融審議会(第一部会)

@信頼される市場の確立に向けたディスクロージャーの充実・強化

A経済の活性化に資するディスクロージャー・ルールの整備

Bディスクロージャーに関する手続等の簡素化・迅速化

監査制度

金融審議会(公認会計士部会)

監査制度と試験制度の両面からの総合的な検討

@監査のあり方

Aコーポレート・ガバナンスの充実・強化

B独立性の強化

C人数の拡大と質の向上

D監査法人のあり方

E以上を踏まえた監視・監督機能のあり方

 

<参考文献>

羽藤秀雄「企業会計・ディスクロージャー制度をめぐる諸問題」『企業会計』Vol.55,No.1、中央経済社、20031