会計基準の開発 ―テーマの決定―
テーマの決定
現在、どういった会計基準等の作成を検討する必要があるのか、また、それらのうちで会計実務においてその検討に緊急性を有するものはどれかといったことを大局的に検討し、会計基準等の公表時期等も見据えながら
*企業会計基準委員会等運営規則第5条(審議テーマの決定)
委員会で審議テーマを議決する場合には、原則としてテーマ協議会の提言を尊重するものとし、委員会は、テーマ協議会に対し審議テーマについて要請することができる
テーマ協議会
委員会が審議すべきテーマの選定の透明性を確保するため、委員会とは別の独立機関として財団内に設置された、委員会で審議すべきテーマおよびその優先順位について勧告する機関
定員:20名以内(全員非常勤)
*現在:産業界3人、監査人3人、利用者6人、学識経験者等4人
原則公開
・提言テーマ
検討期間が短期のものと中長期にわたるものに分類
優先順位の高い「レベル1」とそれ以外の「レベル2」に分類
テーマ協議会の提言とテーマの決定
*運営規則第5条
原則としてテーマ協議会の提言を尊重するとの規定に留めており、テーマ協議会から提言されたテーマがすべて委員会で検討されるとは限らない
委員会に提言されたテーマ
委員会内で検討され、審議テーマとして取上げるか否かについて議決
<参考文献>
(財)財務会計基準機構 企業会計基準委員会「会計基準の開発―テーマの決定」『企業会計』Vol.55,No.5、中央経済社、2003年5月