企業会計審議会の今後の役割について

会計基準開発の民の移行

会計基準の開発

会計情報の提供者および利用者のいずれの利害からも独立的で、しかも企業会計に関する高度の学識と経験を有する専門家による組織(いわゆる「独立専門家集団」)がその作業に従事することが公正であり、かつ効率的である

制度設計における官の役割

企業会計審議会

1部会

会計基準を審議

2部会

監査基準を審議

企画調整部会

→これから重要な役割

危機管理のための対応策を迅速に提供

国民生活の安寧に責任をもつべき官(行政)の重要な役割

  ↓

適時・適確な提言を行うべき企業会計審議会の役割

会計制度の国際的対応

前世紀末から今世紀初頭にいたる会計状況の特に顕著な変化

会計情報の国際的比較可能性に対する要請

国際会計基準審議会の活動を積極的に支援

@意見形成への支援

A国際基準への対応のための支援

企業会計基準委員会、日本公認会計士協会との連携

制度会計のための強力なトライアングル体制の構築

 

<参考文献>

加古宜士「企業会計審議会の今後の役割について」『企業会計』Vol.55,No.5、中央経済社、20035